提訴の主旨、訴状について

 

私たちは今回のTOBに関し合理的な理由がないと考えております。
スキームとしてはクオンタム・エンターテイメントが買収を持ちかけ
現経営陣が吉本興業のために賛同したとの形ではありますが、
1)現経営陣が高額の報酬を約束されて残ること。
2)出資者が各放送局、ソフトバンク、京楽産業など吉本興業と共同で事業を
している会社であり、クオンタム・エンターテイメントが出資者を集めたのではなく、
吉本興業が声をかけて回ったと考える方が自然であること。
等の理由により実質的にはMBO(経営陣による企業買取)ではないかと考えます。
しかも吉本興業の資産を担保に買収資金をあがなう手法です。
新会社に残る経営陣はそれぞれ連帯保証人となりリスクを負ってはおりますが、
事実は吉本興業の手持ち現金(うめだ花月等の売却資金も含まれますと)有価証券を
売却することですぐにも返済できる範囲です。
 
このような形で株主である権利を強制的に剥奪されることが現実として許されるものなのか?
またファンダンゴが批判を浴びながら上場後すぐに市場から消えた、今回は吉本興業そのものが上場をやめるという。そこまで急いで地下にもぐるような必要があるのか?
(例えは悪いですが)
 
以上の理由から今回、提訴に踏み切ったわけです。
 
詳しくは訴状を見ていただきたいのですが、相当長いので抜粋しております。
また下線部は管理人が独断で引いたものですのでご了承ください。

請求の趣旨及び原因(訴状抜粋1)

公開買付の概要(訴状抜粋2)

違法性及び差止請求件の根拠(訴状抜粋3)

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